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一般的な質問 ー 結果(11件)

A:事象関連電位(ERP)とは感覚刺激などに関連した注意、認識、課題解決、随意運動など心理的な活動によって変動する脳の電位変動のことです。その成分はP300、随伴陰性変動、運動関連電位などによって構成されています。
認知生理心理学の分野に於いて、人間の心の働きを調べようとする研究などで活用されています。

A:事象関連電位(ERP)の成分のひとつ。標的刺激(オドボール課題参照)に対して被験者が集中している時にのみ現れることから注意、認識など心理過程に関連した脳の活動に由来すると考えられる。

A:事象関連電位(ERP)を検出するための代表的な実験手法のひとつ。
2種類の感覚刺激たとえば1,000Hzと2,000Hzの信号音を1~2秒の間隔でランダムな順序で被験者に聴かせる。この時の音の発信を8:2の割合にして、発信頻度の多い信号音を標準刺激、少ない信号音を標的刺激と呼ぶ。標的刺激に応じて被験者に対して所定の反応を行うように指示する(数を数える、スイッチを押すなど)。その時の標的刺激、標準刺激によって誘発される脳波をそれぞれ別個に検出し加算平均する。事象関連電位(ERP)のそれぞれの成分を頂点とする波形グラフを表示することができる。

A:脳波は周波数によりデルタ(δ)波、シータ(θ)波、アルファ(α)波、ベータ(β)波、ガンマ(γ)波に分類されます。

A:周波数による脳波の分類は研究者や研究室によって多少の相違があります。
【山梨医科大学】 δ(2~4)θ(4~8)α1(8~10)α2(10~13)β1(13~20)β2(20~30)
【北海道大学】 θ(3~8)α1(8~10.5)α2(10.5~13)β1(13~16.5)β2(16.5~20)
【川崎医療福祉大学】 α1(8~11)精神活動水準が低い状態 α2(11~13)活発な精神活動状態と関連が深い
【清泉女子大学】 θ(4~8)α1(8~10)α2(10~13)β1(13~20)β2(20~30)
【名古屋女子大学】 δ(1~4)θ(4~8)α1(8~10)α2(10~13)β(13~30)
【名古屋女子大学】 δ(0.5~3)θ(4~7)α(8~13)中間速波(14~17) β(18~30)γ(30~)
上記は臨床用脳波計を利用した研究論文等から抜粋したものです。

A:わたしたちの脳(大脳皮質)は140億個の神経細胞でできています。この神経細胞のひとつひとつが情報伝達の際に発する、電気信号(活動電位)の総和を検出したものが脳波です。
詳細は「脳波測定とは」をご参照ください。

A:脳活動の活性~安静、リラックス~ストレス、睡眠の深さ、覚醒の度合いなどが解ります。応用として、心理整理状態の判定、嗜好、官能評価などに活用されます。

A:脳波などの通常では自覚できない生体情報を、脳波計を使用してモニタリングしながら、自らの意志でセルフコントロールをする技法のことです。
緊張緩和やストレス解消、能力開発のためのメンタルトレーニングなどに活用されています。「メンタルビルドアップシステム」はバイオフィードバック・トレーニングをマスターするための教材です。
詳細は「バイオフィードバック・トレーニングとは」をご参照ください。