音楽運動療法の効果を脳波で評価
ブレインプロ FM-939/アナライザープラス FS-AP
小口 江美子 氏
昭和大学 上條記念ミュージアム準備室
特任教授 医学博士/薬剤師 健康運動指導士 小口 江美子 氏
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脳波測定実験

脳波測定実験

「音楽運動療法」とは、音楽療法と運動療法理論の優れた特質を組み合わせたものです。  従来の運動療法が効果的であるのは解っていますが、それだけだと、患者が、継続することにストレスを感じてしまう場合があります。そこで音楽療法のエッセンスを加えると、「脳、体、心」の相互連鎖反応により、ストレスを感じずに、むしろ快適に続けることができるようになります。リラックス効果は主観的なアンケート回答のみならず、唾液増加、コルチゾールの低下、HRV(心拍変動)等客観的データにも反映されています。  対象者は特に選びませんが、主に、虚弱・高齢・障害・精神疾患など心身上の何らかの理由により体を動かしにくい人に適用して、継続性が高く、より高いリハビリ効果を上げています。  目的は脳や体への快刺激による機能維持や機能改善、コミュニケーションリハビリ、社会参加、日常生活機能を維持するためのセルフケア支援などです。

音楽運動療法を発案してから20年の間に、自治体他さまざまな施設で実践指導を繰り返し、その研究成果を学会や論文で発表し実績を積んで参りました。それらの研究成果をもとに、安全で効果的な体操として更なる改良を重ね現在に至っています(「わくわく音楽運動療法」丸善出版映像メディア)。  音楽と組み合わせた体操が、血管性の認知症や発達障害を持つ人達への快刺激として働きかけ、運動継続できることが鬱症状の軽減等の効果につながる(学会発表)ことに着目し、今回は、ブレインプロを使って、音楽の脳に対する効果を調べています。

リサーチマップホームページ
https://researchmap.jp/museum-90/

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