ひらめき☆ときめきサイエンス情報発信
ブレインプロライト FM-828 / パルラックスライト PUL-LT
橋本 久美 氏
札幌国際大学 人文学部 心理学科 教授 橋本久美 氏
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実習風景

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VR体験中

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脳波測定準備中

脳波測定準備中

2015年より連続で、(独)日本学術振興会が主催する「ひらめき☆ときめきサイエンス」に採択されました。これは大学や研究機関で「科研費」により行われている最先端の研究成果に、小学5・6年生・中学生・高校生の皆さんが、直に見る、聞く、触れることで、科学のおもしろさを感じてもらうためのプログラムです。

「脳波測定」は初年度よりプログラムの目玉として人気があり、年々、内容も進化させています。昨年は「遊びはストレス発散に役立つか?脳波や唾液中アミラーゼ分析で確認しよう」というタイトルで実施しました。小5~中高生までの11名が参加して、午前中は「ストレス」についての理解を深める講義の後に、個人の脳波のベースラインをそれぞれ測定しました。午後は実験で、「VR遊び」をした前後の脳波の変化と「対人遊び」の前後での脳波を測定しました。同じ遊びでも、VRによる仮想現実体験では「現実感覚からのドキドキ・ハラハラ感から不安や緊張を感じ、ストレスとなるのではないか。」一方、対人遊びでは、「安心感を持ちながら楽しむことができることから、ストレス低減に働き、その結果、アミラーゼ値が下がりα波が活性化するのではないか。」という推測のもとに実験をすすめました。その結果、全体の傾向としては、ほぼ予想通りの結果となりました。このように、遊びがストレスを乗り越えるために本当に役立つか、実験を通して考えてもらうイベントでしたが、好評のうちにおわりました。脳波計での測定は非常に説得力があると思います。

6年目となる今年は『遊びを使ってストレスを乗り越える - 唾液中アミラーゼと脳波で検証しよう -』というテーマで実施します。


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