リラクセーションルームでの効果測定や”自律訓練カウンセリング”に活用しています
ブレインプロライト FM-828/パルラックスライト PUL-LT/ブレインプロ FM-929/パルラックスプロ PUL-PRO
山本 晴義 氏 桃谷 裕子 氏
日本医師会認定産業医 神奈川産業保健推進センター相談員 文京学院大学講師 駒澤大学大学院講師 センター長 山本 晴義 氏
臨床心理士・健康心理士 産業カウンセラー・薬剤師 神奈川大学教職員カウンセラー 研究員 桃谷 裕子 氏
ユーザーの声一覧に戻る

厚生労働省の調査によれば、自分の仕事や職業生活に関して強い不安や悩み、ストレスを抱えている勤労者は約6割にのぼり、2011年のうつ病などの患者数は95万人を超えていることが明らかであり、ストレスを上手にコントロールすることが必要とされています。そうした背景を受け、当センターでは、勤労者の方々のストレス状態をチェックし、リラクセーションルームの利用、各種のメンタルヘルス・セミナーへの参加、カウンセリングなどを通して、勤労者自身が“自分のストレス状態への気づきとセルフ・コントロール(セルフケア)”を、自ら実践できるよう多面的に支援しています。

脳波は、ストレス状態を評価するための心理的指標とともに、生理的指標の一つとして用いるほか、リラクセーションルームでのリラクセーション体験の効果測定や“自律訓練カウンセリング”にも活用しています。

自律訓練カウンセリングでは、カウンセリングの中で、自律訓練法を中心とする心身のセルフ・コントロールの練習を行い、その学習が日常場面での生活行動のセルフ・コントロールにも般化していくことを支援します。脳波計は、通常の自律訓練法(標準練習)指導の補助ツールとして用いており、脳波計を用いることで指導がやりやすくなり、練習者のセルフ・コントロールへの意欲が高まっていることを実感しています。具体的には、自律訓練法の練習中に、練習者は心身のリラクセーションを体験しますが、その主観的な感覚が脳波という客観的なデータによっても示されると、上手くできたという成功体験が得られ、それが安心感を呼び、自信につながり、その後の自宅練習にも主体的に取り組むようになっています。一方、自律訓練法の練習中に四肢重温感などのリラクセーション反応が得にくい方もいます。例えば、完全主義傾向の強い方では、今感じている重たさでは不十分だからもっと強く感じなければならないと、理想の重たさを感じるまで長い時間やり続けたり、頑張って重たくしようと身体に力が入っていたりすることがあり、練習によってリラクセーションを体験するというよりもむしろ疲労感を感じています。そうしたときに、α波がある程度出現する時点で信号音が鳴るようにセットしておきます。自分では普段よりも集中していないなあと思うあたりで音が鳴ると、練習者は「なんだあ、この程度でいいのか」と頑張り過ぎている自分に自ら気づいてくれます。それ以降、その感覚を頼りに適度なリラクセーションを模索し、あれこれ工夫するようになっています。

今後、さまざまな角度から脳波計の活用方法を検討し、セルフケア支援のほか、職場復帰支援などにも役立てていくことを考えています。



お勧め書籍


メンタルヘルス対策の本
山本晴義・曽田紀子 著

メンタルヘルス分野の第一人者、山本晴義氏がメンタルヘルス対策を解りやすく解説。「職場管理者」「人事担当者」のバイブル! ひとりで何とかしようとしてはいけません。専門機関とのチームワーク体制の構築がメンタルヘルス対策の近道です。



メンタルサポート教室
桃谷裕子・山本晴義 共著

「過去と他人は思い通りにできない・・だが自分と未来は変えることができる!」 自律訓練法、アサーションなどストレスに対する対処法など、自分改革のための実践的な手法を解説。ストレス社会を生きる現代人の必読書!



心とからだの健康教室
桃谷裕子・山本晴義 共著

「うつ病やパニック障害、強迫性障害、社交不安障害などなど・・」現代人を悩ませるストレス病の正体を解説。 悩んでいる本人だけではなく、家族や周りの人たちも、正しい知識で病気と向き合うことが大切です。


ユーザーの声一覧に戻る