睡眠時無呼吸症候群の治療、研究に脳波の観察は有効です
ブレインプロ FM-929/パルラックスプロ PUL-PRO/アルファータ FM-717/パルラックスⅡ BFT-1Win
大木 幹文 氏
東邦大学医療センター 大橋病院 准教授 大木 幹文 氏
ユーザーの声一覧に戻る

終夜睡眠ポリグラフィー検査

耳鼻咽喉科疾患、特に鼻づまりを訴える患者さんは夜間に睡眠障害を来すことがあります。夜間に十分な睡眠がとれていないと、昼間に眠気を生じます。いびきや睡眠時無呼吸を訴える患者さんには病院に一泊入院していただき、睡眠中の脳波や呼吸状態を観察する終夜睡眠ポリグラフィー検査を行っています。その際、昼間の活動をα波測定計で観察しています。

その結果いびき・無呼吸を訴える患者さんはθ波の優性率が高いことがわかりました。睡眠検査で無呼吸と診断された患者さんには、夜間に経鼻陽圧呼吸(CPAP)療法や外科的治療を施行していますが、これらの治療が昼間の活動にどのように反映するか検討しています。また、睡眠障害を来す患者さんの心理的な背景の観察においてもα波測定計は有益と考え、現在詳細な検討を行っています。


ユーザーの声一覧に戻る